中高年女性の3人に1人が外反母趾だと言われています。
日常診療でも足先の痛みでお悩みの方は多くおられ、やはり外反母趾が原因と考えられます。一方、足の裏の痛みもよくみられる症状ですが、足底腱膜炎と考えられ、歩行時に踵前方が痛くなることが多いようです。ランニング、急な運動、肥満、アキレス腱や下腿筋の硬直が原因と考えられます。
どちらも靴の指導や足底板(靴の中敷き)の処方、テーピング指導などで軽減しますが、予防や再発防止のためには、腓骨筋や足底筋、後脛骨筋などの足を支える筋肉の強化トレーニング、積極的な足趾の機能訓練が有用です。
足底腱膜炎の難治例に対しては、ブロック療法が効果的なことがあります。いくら休息を取っても、スポーツをするとすぐに痛みがぶり返してお困りの場合には、是非ご相談ください。
足底腱膜炎、外反母趾、扁平足障害など