腰痛日帰り手術について

当院では腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に対し、内視鏡による脊椎手術(PED)を施行しております。
内視鏡を用いる利点として、以下の4つが上げられます。

  1. 1. 1~2cm程度の小さな傷
  2. 2. 日帰り手術が可能
  3. 3. 手術侵襲が低く、より早い運動復帰や復職が可能
  4. 4. 小さな防水性のパッドを当てるだけで傷の被覆が可能となり、術後1~2日目でシャワー浴が可能

内視鏡システム

当院で用いる内視鏡は直径8mmの細長い筒型です。
脊椎内部に挿入して用います。
左のような鮮明な画像を得るごとが可能です。
椎間板が突出して神経を圧迫している場合には、パンチでつまんで取り出します。


代表的な手術適応

  • ・腰椎椎間板ヘルニア
  • ・腰椎椎間板障害
  • ・腰部脊柱管狭窄症

腰椎椎間板ヘルニアの内視鏡下手術(PED・PELD)

腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛の原因として最も多くみらえる疾患です。
腰にある椎体(骨)と椎体の間にある椎間板(軟骨)の一部(髄核)が飛び出すことで神経を圧迫し、ぎっくり腰のような激しい痛みや、下半身のしびれを伴います。

従来の腰椎椎間板ヘルニアの手術は、全身麻酔をし腰椎を中心に4~7cmの皮膚を切開し、筋肉を大きく切り、ヘルニア塊を摘出。手術後3か月程度コルセットを使用し、1ヵ月ほどリハビリ治療が必要でしたが、 医療の進歩により内視鏡手術(内視鏡下手術)による切除が可能となりました。これにより腰椎を中心に0.6~1cmの皮膚を切開しヘルニア塊を摘出できるようになりました。
また術後の負担もほとんどなくなったため、当院では日帰り手術をおこなっております。

髄核摘出術の模式図


X線透視を見ながら
内視鏡の差入位置を決める

内視鏡で内部を見ながら
髄核組織を切断

術後、背中の外観

腰椎MRI 横断面

手術1ケ月前

ヘルニアが脊柱管に突出
硬膜管が狭小化
術後2日

ヘルニア縮小・内部空洞化
硬膜管が拡大

腰椎MRI 矢状面

手術1ケ月前

ヘルニアが脊柱管に突出
硬膜管が狭小化
術後2日

ヘルニア縮小・内部空洞化
硬膜管が拡大
ご注意

前述の内視鏡手術が適応となり得る疾患であっても,全てにおいて内視鏡を用いた治療が可能なわけではありません。治療方法は,病名の他にご本人の健康状態や安全性なども考慮させていただき,ご本人に最も適すると考えられる手術法をお勧めします。
当院では原則として日帰り手術を承ります。ただし、入院が必要な場合や、入院をご希望の方には、当院提携病院をご紹介差し上げます。当院の内視鏡器具を搬入し、当院院長が手術を担当いたします。 


PED:スーパー内視鏡伝説の巻

患者様が寄贈してくださったマンガです。

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